シャーペイは中国南部、広東省で飼われていたマスティフとスピッツ種の交配で生まれた犬が始まりとされている中国原産の犬種です。中国では当時、シャーペイを牧羊犬や番犬などいろいろな目的に飼っていましたが、中国が共産主義の政策によりほとんどを処分しました。
その後、数頭のシャーペイがアメリカに持ち込まれ、絶滅の危機にあるという事が知れ渡り、種の保存が一気に広がりました。
シャーペイは体中にあるシワが特徴で、このことからギネスブックに最も珍しい犬として掲載されました。シャーペイは横から見る姿はほぼ正方形で、体と頭のバランスは頭が大きいことも特徴です。
また被毛には二つのタイプがあり、3cm程の「ブラッシュ・タイプ」とそれよりも短い「ホース・イプ」があります。毛の質はどちらも粗く直毛で立っています。
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シャーペイの性格
シャー・ペイの性格は、とても堅実な性格で独立心の強い、それでいていつも冷静で注意深い油断のない性格をしています。
また、その表情とは反対に遊び好きでいて、感情をあまり表に出しません。見知らぬ人にはっけいかいしんを持ち控えめで、家族に対しては献身的に守ろうとします。他の犬に対しては攻撃的に向かい、他のペットも追いかけていきます。しかし、全般的には仲良く行うタイプです。
シャーペイのしつけと飼い方
日常的に毎日、精神的と肉体的に刺激を与えることが大切です。活発に走ることのできるゲームを散り入れた運動や、1日2回1時間程度の散歩を行いましょう。なた、広い場所で自由に走らせましょう。
被毛のお手入れ
被毛のお手入れは通常のブラッシングで充分ですが、シワの間の部分は丁寧に拭いてあげることが大切です。絞ったタオルで全身を拭きましょう。 また、定期的にシャンプーをして清潔にしましょう。換毛期には丁寧に死毛を取りましょう。
飼育する場所は?
人とのコミュニケーションを取ることが従順な良い家庭犬なる事ですから、室内で飼育することが望ましいです。また、寒さに弱いので冬場の温度管理には注意が必要です。
シャー・ペイの健康管理
表情から想像するよりも繊細なので、環境の変化や過剰な緊張状態が続くと、心身にストレスを感じ疾患に陥りますので注意が必要です。全身がシワで皮膚病にかかりやすいので、いつも清潔に保ちましょう。